河合塾KALSの評判、口コミ、利用方法について

河合塾KALSを利用した医学部編入合格者の視点で、KALS批評してみたいと思います。私の個人的見解なのでご注意ください。メリットについてはこちらの記事(医学部学士編入の費用と予備校の利用価値)にも書きました。


要項集が良書。情報を独占して受講料が高い。

総じて教材の質は良く評判は悪くないですが、過去問や面接情報を独占していることや、受講料が高いことに対する批判的な口コミが多いです。

特に医学部学士編入の肝となる生命科学のKALSテキスト「要項集」が良質なのですが、これを手に入れるためには最低40万円以上の生命科学の講座を受講する必要があり、費用がネックになります。また例外もありますが、過去問や面接内容などは大学が非公表としているものなので、これを予備校が独占している状態は公平性の観点から好ましくないです。

と批判してみても、受験生がこの状況を変えることはできませんから、結局ライバルに差をつけられないように河合塾を利用する、というのが現状では妥当な選択に入ると思います。過去問はネット上にあったり、大学によっては請求したら送ってもらえたりしますが、より信頼できる情報を効率よく得られるのはやはり予備校の方です。私はそう考えたので、(医学部学士編入を思い立った直後から)KALSを利用することにしました。

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ただしKALS依存しすぎもどうかと思う。

予備校を利用する一番のメリットは情報を得られるということで、特に大学ごとの過去問ストックをコピー自由なのはとても助かりました。私は当時一番安かった数学の1講座の学費(6~7万円)を払いましたが、そちらの講義は全く利用せず、他の諸々のサービスを受けていました。具体的には、

・過去問閲覧、コピー(面接情報はコピー不可でした)
・生命科学・英語の定期テスト受験(採点して一応偏差値を出してくれました)
・合格体験記や各大学の前年度募集要項の資料を読む
・合格者(チューター)に相談
・出題傾向の分析や受験者の統計データをチェック

です。こういう情報をKALSから一括で得るのは便利なので、ある程度頼るのも合理的だと今も思います。

ただし依存し過ぎず、KALSの価値は常に疑っていたほうがいいと思います。例えば、宣伝文句として「医学部学士編入の約50%がKALS生」と言っています(H29年時点)が、逆に言えば、約50%はKALS生でないので、「医学部学士編入の約50%が非KALS生、よってKALSは不要」と主張するのも論理的に同じです。KALS受講の効果を推定するためには「KALS生と非KALS生の合格率の違い」に差があるかどうか、という情報がほしいところです。

また、医学部学士編入生の合格枠は毎年100人程度なので、これは1大学の(一般入試含む)医学部医学科の定員程度にすぎません。他の規模感で言うと、東大の全理系の15分の1以下です(H29年)。

とすると、ビジネス的にはかなりニッチな市場に予備校大手が手を出しており、だからこそ、

「文系でも合格できる」
「40代でも合格できる」

なんて言って、生徒数を確保することがとても大事になると予想できます。

上述の2カテゴリ、つまり文系(=生物の知識に弱い)や高齢社会人(=お金を持っている)、はKALSの生命科学の講義を受講してくれる場合が多いでしょうから、客単価が高いはずです。多分、私の10倍くらい払っています。予備校側としてはビジネスなので、「頑張ればなんとか(誰でも)受かる。KALSを利用すればね」と言わざるを得ないです。

情報収集目的で「利用してやる!」という姿勢が大事だと思います。私はKALS校舎で講義は受けていませんが、校舎ロビーに行ったときは無駄話長い受験生がいつもいて、彼らに負ける気が全くしませんでした。真剣な人からそうでない人まで、本当に色々な人が学士編入に挑戦しているみたいです。記念受験的な人も多そうなので、真剣に対策に取り組めば予備校が必ずしも必要だと思えません。費用対効果や利用法はよく吟味して利用する(or利用しない)のが良いと思います。