河合塾KALSの評判

河合塾KALSを利用した医学部編入合格者の視点で、KALS批評してみたいと思います。
ちょっと批判的内容も含みます。

メリットについてはこちらの記事(医学部学士編入の費用と予備校の利用価値)にも書きました。よかったらご覧ください。


費用対効果は(?)

予備校を利用する、一番のメリットは情報を得られるということだと思います。特に、大学ごとの過去問ストックがあり、塾生であればコピー自由なのはとても助かります。しかし、塾生になるために最低5万円ほどかかりますから、ネットで収集可能な過去問の対価としてこれが妥当かどうか、費用対効果について考える必要があると思います。

KALSは宣伝文句として、「医学部学士編入の約50%がKALS生」と言っています(H29年時点)が、逆に言えば、約50%はKALS生でないのです。「医学部学士編入の約50%が非KALS生、よってKALSは不要」と主張するのも論理的には同じ感じがします。KALS受講の効果を推定するためには「KALS生と非KALS生の合格率の違い」に有意差があるかどうか、という情報がほしいところです。


予備校はあくまでビジネスをやっているだけなので、彼らの宣伝文句には注意する必要があります。医学部学士編入生の合格枠は毎年100人程度なので、これは1大学の(一般入試含む)医学部医学科の定員程度にすぎません。他の規模感で言うと、東大の全理系の15分の1以下です(H29年)。

とすると、ビジネス的にはかなりニッチな市場に予備校大手が手を出している感じがします。だからこそ、

「文系でも合格できる」
「40代でも合格できる」

なんて言って、生徒数を確保することが大事になると予想できます。

上述の2カテゴリ、つまり文系(=生物の知識に弱い)や高齢社会人(=お金を持っている)、はKALSの生命科学の講義を受講してくれる場合が多いでしょうから、客単価が高いはずです。(多分、私の10倍は払っているので客としての価値が違います。>_<..)

要するに予備校側としては、「頑張ればなんとか(誰でも)受かる。KALSを利用すればね」と言わざるを得ないんです。ビジネスですから。

私の考えでは、不利な条件の人が無理して何年もかかって編入試験に合格するよりは、一般入試、特にセンター試験科目の比重が高い大学に着目する方がよい場合が多いと思ったりします。「医学部再受験」などのキーワードで調べてみてはどうでしょうか。


いずれにしても、「情報を集める」(利用してやる!)という姿勢が大事だと思います。私はKALSの講義を校舎では受けていませんが、校舎ロビーに行ったときは無駄話長い受験生がいつもいて、彼らに負ける気が全くしませんでした。真剣な人からそうでない人まで、本当に色々な人が学士編入に挑戦しているみたいです。記念受験的な人も多そうなので、真剣に対策に取り組めば予備校が必ずしも必要だと思えません。費用対効果の吟味が必要だと思います。