医学部学士編入の費用と予備校の利用価値

お金の問題は選択肢に大きく影響します。この記事では、「勉強以外の必要経費」と「勉強にかかる費用」の2つに分けて、医学部編入に必要な経費について考えてみます。



必要な経費(勉強以外)

私立大学は学費として数千万円が必要になるため、大部分の学生・社会人にとって現実的ではないと思います。もし私立大学が選択肢に入る場合は、それぞれの大学で授業料が異なるので個別に確認する必要があります。

一方、国立大学では全国一律であり、下記のようになっています(2017年情報)。

・受験料(3万円)
・入学料(28万2000円)
・授業料(53万5800円、年額)

が基本的な必要経費です。

入学料や授業料は事情があれば免除される場合もあるようです(該当する収入基準等が大学ウェブサイトに載ってたりします)。

また居住地域に依ると思いますが、基本的に医学部編入試験では複数校受験するのが一般的なので、それらを合わせると交通費や宿泊費が馬鹿にならない総額になります。

・(受験料+交通費+宿泊費)x 大学数

2次選考まで試験日程がある場合がほとんどで、その場合は最低2回は大学に行かなければなりません。朝一番から試験の場合は前泊するのが無難でしょうし、費用がかさみます。

とても大雑把に言いますと、数校受験すれば20万円から30万円くらいかかりそうです。
地方に住んでいれば交通費が高くつくので、もっと増えると思います。


勉強にかかる経費

勉強方法は個々人で異なるはずなので、何ともここでアドバイスしにくいのですが、私が最適だと考えるお金の使い方について説明していきたいと思います。

勉強にかかる費用は人それぞれだとは思いますが、内訳の中で特に大きく影響するのは、河合塾KALSのような予備校をどの程度利用するかという点です。試験の中核は生命科学であるので、予備校利用においてポイントになるのは、「生命科学のバックグラウンドを持つかどうか」という点になると思います。

生命科学のバックグラウンドがあれば予備校の利用も最小限で済ませられますが、バックグラウンドがなければレベルに応じて予備校のプロ講師の授業を受けるのが効果的だとは思います。この場合は予備校に最低でも数十万円くらいは支払わなくてはなりません。

一応、河合塾KALSのテキストやDVDはネットのオークションで手に入りますが、テキストだけでは(質問できる先生がいないため)学習効果が落ちるような気もします。逆に、生命科学のバックグラウンドがある人にとっては予備校の講義・サービスをすべて受ければ過剰なので、必要なテキストや参考書だけを、レベルに合わせてオークション等で手に入れることをお勧めします。

やっぱりプロの作ったテキストは優れています。特に生命科学用の「要項集」は素晴らしいです。このテキストを河合塾で手に入れるには20万以上する生命科学講座を受けないといけないので、知り合いから中古で譲ってもらったり、オークションで数万円程度で購入することも選択肢になるでしょう。



予備校のいいところ

上述したように、生命科学関係の学歴がある人にとって、医学部編入専門予備校(多分河合塾KALSがベスト)で過剰なサービスを受けることはあまり意味のあることだとは私は思わないのですが、しかしながら、最低限の一般サービスを受けることはお勧めします。河合塾KALSの場合は、何か1つは受講しないと一般サービスを受けられないと言われたので、私は最安だった統計学コースを受講しました。そうすると、下記のようなサービスを受けられます。

予備校のメリット:
・過去問閲覧、コピーできる(面接情報はコピー不可でした)
・生命科学・英語の定期テストを受験できる(採点して一応偏差値を出してくれました)
・合格体験記や各大学の前年度募集要項の資料集が配布される
・合格者(チューター)に相談できる
・出題傾向の分析や受験者の統計データにアクセスできる

私の場合は予備校の授業は全く受けずに、上記のサービスのみ利用していました。過去問や体験談はネットでも収集できるかもしれませんが、それを効率的に行うために予備校の利用価値があると私は考えています。(私は、上記でオークションとか推奨するくらいなので、予備校の回し者ではありません)

予備校に数万円、テキストや参考書の購入に数万円、合計10万円程度を試験対策に使い、私は某大学に運よく合格できました。これはかなり節約できたほうだと思います。

お勧めテキストは別のページで紹介していきます。

それでは頑張ってください。

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