教授・准教授の平均年齢と分布

大学教員の最高位でもある「教授」と、その次の地位である「准教授」の年齢について調べてみました。

この記事の情報は、内閣府の資料ページ(「平成28年度独立行政法人等の科学技術関係活動等に関する調査(平成27事業年度)」に基づいています。国立大学のデータであることに注意してください。


教授と准教授の年齢構成

まず、教授の年齢構成について調べてみると、60代以上が29%、50代が54%、40代が17%で、計99.7%をを占めました(図1)。国立大ではないですが、最近話題になった、31歳で横浜市大で最年少の教授に就任した例が、いかに稀なケースか想像できます。また、この資料によると平成25年度には1名の20代教授がいたようです。滅多にお目に掛かれるものではないですが、最年少の教授は30歳前後だと推測してよさそうです。


図1)教授と准教授の年齢構成(%)

注:データは平成25年度のもので、国立大教授の合計人数は約2.15万人、准教授は1.8万人ほどになっています。

図1での年齢分布によると、教授年齢のボリュームゾーンは50代で、教授の平均年齢は50代半ばのように見えます。准教授の円グラフと比較すると、ちょうど10歳ほど年上なのが教授になっているようです。大学教員のキャリアの目安としては、30歳前半で准教授になり、40歳前半で教授になるのがエリートコースと考えることもできそうです。

60歳以上の准教授が4%いて、この中には定年退職するまでに結局教授に昇進できない人がいそうですが、意外と4%という数字は少ないと感じました。准教授になれた人は、大抵いつか教授になれるということでしょうか。だとすれば、下っ端の、ポスドクや助教ポジションの人が昇進できずに就職難に陥っている状況とは異なっているかもしれません。


次に、年推移を見てみると、特に高齢の教授・准教授の増加が目立って見えます(下図2)。40代までの増加はなだらかで、逆に30代准教授の数は減少傾向のようです。(同じく、「平成28年度独立行政法人等の科学技術関係活動等に関する調査(平成27事業年度)」のデータを用いて作成しています。)


図2)教授と准教授の推移


助教の年齢推移はこちらの記事でを紹介しているので、よかったらご覧ください。最近の大学教員の高年齢化は、職位に依らないと言えそうです。


関連記事
大学への就職・将来性・医療系人気