医学部学士編入と年齢制限

実際のところ具体的に明示された年齢制限はありません。ただ、30代の後半くらいからはマイナスに働くことも多いようです。しかし、それも大学によります。

よく言われることですが、医師としてまともに働けるようになるには医学部入学から10年程かかるとされるので、入学時にあまり高齢では受け入れてくれない大学もあります。「あなた、初期研修時に~歳ですね、ハードだよ。大丈夫かね?その年で、…云々」


といっても、全体的な印象としては「年齢制限は、なくはないが、高年齢を補える能力があれば問題にならない」という感じです。

ただし、大学によって年齢への寛容さがかなり異なるため、高齢の社会人や大学院生の方は、事前チェックが必須です。一般入試で年齢に寛容な大学は学士編入試験でも年齢に寛容な傾向があるようです。学士編入ではそもそも回り道した経歴を評価しようとするものなので、受験に至るまでの経歴がしっかりしていたら、30前後程度までならマイナスにならないことが多いと思います。しかし、学士編入ではそもそもの募集人数が少ないため、極端に高齢な受験生になると、むしろ選ばれるハードルが大きいと考えることもできます。

学士編入を実施している大学のうち、下記の大学は年齢に厳しいとされています(予備校など情報)。
ただし例外も多いです。学士編入では「大学が求める人材の条件にマッチしていたら」、年を取っていてもカバーできるからです。

〔年齢に厳しい大学(学士編入実施校)〕
北海道大学 弘前大学 秋田大学 
群馬大学 筑波大学 千葉大学 
東京医科歯科大学 浜松医科大学 神戸大学
鳥取大学 山口大学


医師になってしまえば、上下の感覚は(年齢よりも)医師免許の取得年で決まるようです。上司が年下だったり年上部下を気にする感覚はないので、キャリアチェンジのために医学部に再入学や編入することは長い目で見るとそれほど不利にならないと言えます。

編入試験は「回り道してきた経歴」が評価される趣旨の制度なので、20-35歳くらいまでであれば経歴が多い方が有利になることもあると思います。私は研究職であったので恐らくそんな感じでした。大学によりますが、元々医学部には多浪生も多いし、再入学や編入で入学した学生もいるので、他学部よりも年齢が幅広いです。医学部以外と比べたら、回り道してきた学生が浮いてしまったりしないです。

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