第一三共
第一三共の株主通信&配当のお知らせが届いていましたー。
1株2500円前後で推移していて、国内の大手製薬企業としては高くないです。しかし単元株で買うと25万円かかってしまうこということになります。
これは私の財力ではハイリスクすぎると考え、ちまちま手数料が割高な単元未満株で売り買いしていました。配当利回りも高めで2.5%くらいあるので比較的よい銘柄かと思います。私は数千円ほど利益は得ていたようでした。
経営課題としては
(1) 2017年度のパテントクリフの克服
(2)持続的成長基盤の確立
が掲げられています。売り上げの主力だった高血圧症治療薬オルメサルタンがまもなく特許切れで、それに代わる主力としてエドキサバンを掲げているようです。
エドキサバンに次いで、がん事業の立ち上げを2番目の戦略として掲げているけれど、こちらは大丈夫なのだろうか。がん治療薬は他社(ベンチャー)が創成したものを買い取っていますが、競争の激しい分野に後から参入という印象があります。(既にがん領域で経験を積んだビッグファーマの方が目利きは優れているだろうから、それらの残りものにならないのかな。第一三共の強みは何だろう。。)
私の目に自信はないですが、、あまり目立った開発品が(エドキサバン以外)ないようにもみえます。
他に気になるのはアムジェンからバイオ後続品を9品目導入していること。バイオシミラーでの日本の製薬会社の出遅れを象徴的に表しているかもしれません。でも第一三共にとってはよい判断なのでしょう。株主総会を東京と大阪でやってくれるのでいいですね。学生だったら、1株買って土曜日に説明会に出向くのはかなり役に立つと思います。(証券口座の開設が必要ですが。)