バイオベンチャーの一覧

下記リストは上場バイオベンチャーのリストです。

就活や投資でも参考になると思うので、ぜひ見て行ってください。



バイオベンチャーの実態

(ITベンチャーなどでの)「ベンチャー企業」のイメージと異なり、平均年齢が高めです。製薬会社などで経験を積んだ経営者が従業員である場合が多いため、それが平均給与の高さの一因です。

平均年齢が低めの会社の中には毎年新卒採用を実施している会社もあり、その分従業員数が多く、相対的には経営が安定であると期待したいですが、なんとも一概には言えません。求人サイトなどを見ると研究者を数年契約で募集していて、就職するには不安な(?)ベンチャーもあります。また、従業員数がとても少なく、数人となっている会社もありますが、子会社と連結すると大規模になっている会社もあり、詳細な状況は個別に調べる必要があります。

投資先としてのバイオベンチャー

売上高は様々ですが、数千億円ともなれば医薬品業界で「準大手」に近いです。一部の会社では営業利益が出ていますが、ほとんどの会社では営業利益がマイナス、つまり赤字経営となっています。総じて経営の不安定要素が強いため、上場バイオベンチャーのほとんどは株主への配当を実施していません。

企業の将来性やリスクは各々のバイオベンチャーのビジネスモデルに大きく依存しますが、医薬品業界の会社は医薬品の効能が予測不可能であるために会社の将来性も予測しにくいのです。小規模なバイオベンチャーであれば、医薬品候補物質を大手の製薬会社にライセンス導出できたり、大手との共同研究契約が結ばれたりすると、大きく売り上げや株価に影響します。

バイオベンチャーに投資する投資家としては、配当がないためにもっぱら株価上昇によるキャピタルゲインを狙うことになります。大手の製薬会社と比較すると、安い費用で(数万円から)投資できるため手をだしやすいですが、株価の乱高下が激しいため、相対的にはリスクが高い投資先とも言えます。

 平均給与(万円)平均年齢(歳)従業員数(人)平均勤続年数(年)売上高(百万円)営業利益(百万円)
メディシノバ2807511080-979
アキュセラ170647493.42902-3202
シンバイオ製薬111248744.41933-2511
そーせいグループ9824313481511075
ペプチドリーム94440432.424741391
アンジェスMG89046494.5430-4171
シミック8384320805.9559041411
ラクオリア創薬81244645.9145-1864
ヘリオス70838441.598-1060
ナノキャリア69843554.6243-2082
カイオムバイオサイエンス68039602.8280-1269
スリーディーマトリクス67040184.5141-1814
オンコリスファーマ66243292.5121-951
カルナバイオサイエンス608434881569472
コスモバイオ63339948.97357200
タカラバイオ6264140813.8297292667
オンコセラピサイエンス60838557.1266-2980
セルシード60845283.1193-568
グリーンペプタイド60540213.4822-988
UMNファーマ59246183.6202-3207
キャンパス59241128.360-283
テラ57049473.91909-601
リボミック55641206.8121-532
ジャパンティッシュエンジニアリング523361796.11430-722
リプロセル47638202.81066-1024
DNAチップ研究所45841257.3284-178
ヒューマンメタボロームテクノロジーズ45539585.2780-70
メディネット454341805.61674-1741
トランスジェニック45040345.7229050
新日本科学435377219.614750-3863
免疫生物研究所425434513.3717-75