第一三共はアスビオを閉鎖
第一三共の株を少々持っているので、経営状況は気にしているのですが、最近、
子会社のアスビオが閉鎖されることが発表されました(第一三共ウェブサイト)。
アスビオは、従業員数約150名で、主に精神・神経疾患、免疫・炎症疾患、再生医薬を研究領域とした、当社グループにおける創薬ベンチャーの位置付けで研究を行なっています。
今回の再編に伴い、アスビオの研究機能および従業員は、当社グループに移管する予定です。
当社は、アスビオのベンチャースピリッツを当社研究に融合させることが、研究開発の生産性向上に大きく寄与するものと期待しています。
最近は成果がないと思っていましたが、かなり小さい会社だったんだ。元々縮小してたのかな。
(成果ないのは第一三共本体も同じなんですが。。)
社内ベンチャーの話は昔からあったのですが、アスビオの位置づけは何だったのだろう。。(化学工業の記事)。新薬を創出する企業は、サイエンスやベンチャースピリットは重視しているから、共感するところは多いですが、本当にうまくいかないですね。部外者には内部事情はわかりませんが。。
創薬研究ってきびしい。。(>_<)ーー>アスビオウェブサイト。(でもなんだか楽しそうだ!)*とても明るくて楽しい雰囲気のウェブサイトがあったのですがサイトも閉鎖されてしまいました。
ちなみに、ちょうど1か月前にもインドの研究子会社(Daiichi Sankyo India Pharma Private Limited)を閉鎖決定しています(第一三共ウェブサイト)。急速な展開ですね。。どちらもあまり株価には影響してなさそうですけど。
また、2013年のこの記事では、
安全性試験等を行う袋井研究センター(袋井市)の機能を東京へ移転し、国内研究拠点を集約する
グローバルでは、インドにランバクシーの新薬探索研究部門を担うRCI(第一三共ライフサイエンスリサーチセンターインディア)を設立
「アスビオファーマ」が炎症・再生にかかわる低分子薬やペプチド医薬の開発、「RCI」が炎症・感染症領域の低分子薬開発、「U3ファーマ」が癌領域の抗体医薬を開発するというグローバル研究機能を確立し
・・・と言及されていますが、U3ファーマの方も2015年に閉鎖と発表されています。そして2017年にはアスビオ閉鎖予定を発表。。年単位で設立やら閉鎖やらとても大変そうです。
タケダのように、自社創薬も今後縮小していくのでしょうか。。日本の創薬が心配。