medu4を低学年から使うメリット|お勧めする4つの理由
先輩に勧められて現在オンライン受講している「medu4」が予想以上に良い内容だったので、この記事で紹介したいと思います。
私がmedu4を始めたきっかけは、医学部カリキュラムが研究室配属期間になったとき「授業はないけど何か勉強しておきたいなあ」と思って先輩に尋ねたことだったのですが、私みたいに暇してる医学生だけでなく、早くCBT対策に入りたい意識高い医学生にとっても参考になるかと思います。興味のある方はぜひ読んでいってください。
そもそもMedu4って?
medu4のサイトに書いてあることを引用しますと、
medu4.comは医学部生を中心とした医療人が、知識をinput・output・shareできる総合サイトです。inputは映像講義を受講いただくことで、outputは医師国家試験の過去問を演習することで、shareはフォーラムで全国の仲間とディスカッションすることで、それぞれ行うことができます。
だそうですが、低学年で初めに取り組むのは通常、”input”である映像講義の受講だと思います。映像講義は、ログインすると購入した講座の動画を視聴できる仕組み。テキスト類はPDFファイルでダウンロードする形式となっているので、シンプルで分かりやすいです。動画の視聴にはネット環境が必要ですが、テキストは印刷なりiPadを使うなり各自自由に利用することができます。
このブログ記事では、以下に4つの理由を挙げて、「medu4を低学年からお勧めしたい理由」を説明していきたいと思います。特に、現在受講検討中の方や低学年で勉強時間が余っている方には参考になるかと思います。
1. 低学年のうちに勉強開始するのが最も無駄がない
「医学生あるある」だそうですが
①1,2年:よくわからない基礎医学の授業に出て理解が不十分
②3,4年:よくわからない臨床医学の授業に出て理解が不十分
③5,6年:国試対策ネット講座でプロ講師の授業を聞いてやっと理解する
というパターンを多くの学生が経るそうです。自分は②の途中ですが、同じような状態になる気配を感じています。
上記①~③のパターンを経るため、多くの医学生が最終的に「初めから予備校のオンライン講座を受講していればよかった」という感想を持つそうです。よく言われることですが、ほとんどの大学の先生は「研究(&臨床)のプロ」なので、大抵は教える能力で予備校講師にかないません。基本的には、教えるプロの授業の方が分かりやすいはずです。
学生にとっては、結局5,6年次に、(通常は大学契約で)予備校の力を借りることになるのだから、早めに勉強を始めて、1~4年生の時間を有効活用したほうが良いでしょう。
2. 低学年から理解できる内容
といっても、「低学年がCBTや国試対策講座を受けてみたって、時期尚早で理解できないのでは?」と考える人も多いと思います。私も初めはそう考えていたのですが、意外と心配無用でした。私の感覚では、大学の講義で生理学を終えた後ならほとんど困らないと思います。科目によっては組織学や解剖学の予備知識があった方が理解がはかどりそうですが、何とかなるレベルです。
低学年の段階から、例えば「病気が見えるシリーズ」がいいとか、断片的な情報は入ってくると思いますが、初めに取り組むにはネット予備校が分かりやすいと思います。少なくとも「medu4のあたらしい内科・外科シリーズ」は十分ついていけるレベルです。初学者に分かりやすい理由は、系統立っていて、かつ何がポイントか初めに丁寧に述べてくれるので、全体像を把握しやすいからだと思います。医学の勉強では、初めに取り組む教材を間違えると各論的な知識が溢れてキャパオーバーになりがち。それを避ける方法の一つとして、medu4はお勧めです。
3. 他と比べると安価に個人購入できる唯一のネット講座
「そうは言ってもお金が…」と考える人も多そうなのでコストパフォーマンスについても考えたいと思います。結論から言うと、数あるネット講座の中から1つ選んで低学年のうちに受講するなら、medu4一択だと思います。
理由は、他の会社のネット講座は5,6年生の時に大学で一括契約され、その個人契約は非常に高いからです。
例えば、TECOMでは、
・団体購入 数万円~約10万円(国試対策)
・個人購入 約52万円(国試対策)
・個人購入 約8~15万円(CBT対策の臓器別講座~全講座受講の場合)
となっていましたが、平均的な医学生が自発的な勉強のために8万とか52万円を支払うのは躊躇すると思います。一方、私の購入したmedu4講座は、
・medu4 あたらしい内科・外科セット(個人契約) 約3万5000円(国試/CBT対策込)
というふうに、比較すると圧倒的に安いです。(参考:TECOM国試Basicセット、medu4映像講義一覧。*厳密には受講講座の組み合わせや大学によって契約も異なる可能性があるので自分でチェックしてみてください。)
このような値段の問題で、自分で契約して学習を始めるとしたら、選択肢はほとんどmedu4だけになってしまう気がします。ちなみに、このセットは講義時間が100コマで合計約100時間のセット。教材付きなので、金額としてはそれなりの買い物ですが、割高感はそんなにありません。
4. 学習しやすい効率重視の教材
基本的にプリント(PDF)の重要項目が穴埋め形式になっているので勉強しやすいです(記憶のチェックをしやすい)。また、覚えておくべき情報がそれぞれ箇条書きになっているので、得た知識の整理もしやすいです。試験対策としての効率性を重視するなら、書物中心の勉強よりも優れていると思います。また、低学年のうちに考えるのは早いかもしれませんが、medu4ではCBT対策と国試対策を同じ教材でできる仕組みになっている点にも、効率性重視の思想を感じます。
教材プリントがPDFというのもポイントで、iPadのような電子デバイスに慣れているならそれを使えますし、(一般にはiPad推奨派が多くmedu4もそれを推してるフシがありますが)プリントを印刷して勉強に使うのも問題なしです。PDF形式で利用できる点は、専用アプリに慣れる手間が省け、汎用的な使い方ができるので割と助かります。
ちなみに、私の能力ではWindowsタブレットでPDFをいじるのが(無料ソフトでは)難しかったため、結局印刷して勉強に使っています。予算等に制限がなければiPadが一番なのかもしれません。ブラウザでそのまま見れるHTML形式のテキストはないので、私のようなPC音痴には若干不便なところはあります(ここら辺は間違っているかもしれません。単に私の技術不足)。
全体的には、コストパフォーマンスが高いと思うので、低学年のうちから取り組む価値があると思っています。よかったらどうぞ。
PS.
たまに映像講義で穂積先生の説明に間違いがあるかもしれない。調査中。免疫、血液の基礎医学的解説が怪しい。
①【大人の医学部受験】元医学部教員の医学生が「学士編入」をゼロから詳しく解説
→ 医学部編入に必要な情報を網羅しています。
②医学生向け研究の始め方・取り組み方ガイド(医学生・学士編入志望者に有用)
③私が大学教員を辞めて医学生になった経緯(研究関係者・学士編入志望者に有用)