研究者の結婚(婚活編2)

この記事の内容は私の独断偏見を多々含みます。自分の経験や個人的な感想です。(*前回の記事婚活編1の続きでもあります。)


男性研究者の婚活

自分の経験に基づく印象と、個人的に聞いた複数女子の意見などなどがソースです。

男性の場合、年齢相応の仕事をしている限り、どうも加齢は結婚できないリスク要因にはならないらしいです。アカデミアで研究者をやっていれば、ざっくり言って27-30歳で博士取得後、30台前半でポスドク、後半で助教、40歳頃には講師以上になり教授ポストを狙える状況であることが「期待されます」。このキャリアステップの中では、ポジションが上に上がるほど採用枠が少なくなるので、必然的にキャリアを進むほど難易度が高くなり「年齢相応の立場に就いていない」評価を受ける人が増えていきそうです。ただ、(婚活者が多いであろう30代半ばまでは)ポスドクでいることが許されそうだし、世間的には全然悪くない感じがします。

特に、特任付きであっても助教以上は「大学教員」であるので、見かけ上の社会的評価は結構高いです。並みの婚活パーティーなら有料物件かもしれません。見破られることもあるでしょうが、高齢助教(万年助教確定)の人でも相対的には不良物件でもなさそう。また、ポスドクも若ければそんなに問題ないような気がします(高学歴ですし、他職種と比べれば給与レベルは低くないです)。最低限のコミュ力があれば、どうも世の中に一定数いると思われる「頭の良い人が好き」という女性とマッチングするような感じがします。女性の本能なのか偏差値教育の賜物なのかわかりませんが、そういう人にときどき出くわします(ました)。

 


紹介:

この雑誌で、職業によって男女の未婚確率が正反対の例があることが示されていた。特に医師での真逆傾向が際立っている。どちらかというと、男性に参考になるかもしれない。600円はやや高くて微妙(私はアマゾンで買いってしまった…)。


女性研究者はどうだろう

周りの例を見たり、推測して執筆するので批判的吟味してくださればと思います。

女性は身体上、男性より加齢が生殖機能に影響します。どうも、本能的・生理的に男性は、女性ホルモンの特徴が出ている身体つきや、妊娠効率の高そうな個体(特に年齢で判断)を魅力だと感じるようです(下に参考書籍*)。博士取得し、これからアカデミアでの研究キャリアを積もうとするときに、既に女性30歳というのは婚活市場内では全然有利ではありません。年齢的には、その時期数年のタイミングを逃せば市場価値が急落する年頃です(*1)。。また、世間では学歴を気にする男性も多いため、高学歴であることがマイナスになりかねません。まあそんな男は相手にしないでしょうが、ともかくこれは夫の候補母集団自体が少ないということを意味しています。仕事が忙しい+将来遠距離になりがちなのも他の女性と比べて不利。本気で研究やりつつプライベート充実させるのは男性研究者以上に難易度高いと思います。結局のところ、女性研究者は大学内部で研究キャリアに理解のある相手を早期に見つけているのが理想的なのかもしれないです(*2)。少なくとも私の周りの女性研究者の場合、研究者同士の結婚がほとんどです。

世の中の多くの男性は、女性は家庭を守ってほしいと考える傾向があると思います。育児において母親が幼児の(脳の)成長において果たす役割は大きいと思うし、役割分担が夫婦の同意に基づいて存在し、大抵それが「妻は家庭」となるのは避けられないかもしれません。最近は支援制度が大学にも増えて、研究と育児を両立できるようになったと言うけれども、それでもかなり厳しいと思います。(研究キャリアに限らず一般的に、2つのことを同時に満たすのは難しいは事実です。平凡な能力では。)


私個人としては、女性研究者支援が議論される際に問題になっている「一度中断するとキャリアで取り返しがつかなくなりやすい」というのは、(アカデミア研究職で顕著ですが)男性も含む日本社会全体の傾向であると思うので、とりあえず、上述したような古い年功序列観念の破壊と雇用の流動化の方を目指した方がいいと思いますね。(企業の正社員が既得権を守りすぎだと思います。)

*1:ヒトを物のように扱っていると批判されそうですが、人材を需給関係で解釈することを全記事で一貫させています。ただの比喩です。差別ではありません(念のため)。


紹介:

この書籍は男性と女性の差異を生物学・心理学的なデータとともに示している。一般向けなので詰めは甘いが、研究者でもさらりと読む価値はあると思う。少し筆者(女性)の価値観が偏っているような気もする(アマゾンレビューでも言及されている)。


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(*2)
>大学の女性研究者は、大学内部で研究キャリアに理解のある相手を早期に見つけているのが理想的なのかも…

アカデミアの男性(私)としては、自分の雇用が不安定なのだから、せめて結婚相手は安定な職種だったらなぁと思います(>_<) 。

追記:くだらない記事が多くてすみません。研究者と結婚(女医編)というのを書きました。もしかしたら参考になるかもしれません。